介助犬の説明
介助犬の歴史から、訓練や支援体制などの説明です。
「介助犬」とは、肢体不自由により日常生活に支障がある身体障害者のために、物の拾い上げ及び運搬、着脱衣の補助、体位の変更、起立及び歩行の際の支持、扉の開閉、スイッチの操作、緊急の場合における救助の要請その他の肢体不自由を補う補助を行う犬であって、厚生労働省が指定した機関で認定を受けたものをいいます。障害者は、介助犬のサポートにより『自立したい』と願い、介助犬は『障害者を支えたい』と願う。この2つの願いが重なった時に素晴らしく大きな効果が生まれます。介助犬と暮らすことで自立心、自尊心が向上するだけでなくユーザーとしての責任感や心の安らぎが得られます。社会参加への積極性が生まれ未来への可能性も広がります。
介助犬に期待できる3つの効果
- 機能的効果
- 日常生活動作(ADL)の改善ができること。
- 精神的効果
- ユーザーとしての責任感や安らぎが得られ、自立、自尊心が向上する。
- 社会的効果
- ユーザーへの能動的な働きかけが周囲から得られ、自立が促進され社会参加を積極的に行うようになれる。
介助犬の歴史
- 1975年 アメリカのボニーMバーキン博士により考案。
- 1991年 日本人が米国でトレーニングを受け介助犬と共に帰国。
- 2002年 身体障害者補助犬法が成立。
- 2003年 身体障害者補助犬法による介助犬認定犬第一号が誕生。
- 2005年 身体障害者補助犬法が改正。